鎌倉・建長寺2010/10/09 15:18

鎌倉・建長寺三門
鎌倉五山の代表である「建長寺」は
今までも何度か訪れていますが
鎌倉・建長寺の仏殿が
「崇源院(江姫)霊牌所本殿」を移築した
建物とは知りませんでした。

北条時頼が建長5年(1253年)11月に
建長寺を創建、今から757年前の事、
山門(三門)、仏殿、法堂そして方丈が
一直線に並ぶ中国風の伽藍配置。

駐車場には西外門があり横には
「臨済宗・五山第一・建長寺」と刻まれた
石柱が建てられています。

建長寺西外門

建長寺・案内図

建長寺・案内図

総門には「巨福山」(こふくさん)と
書かれた額が飾られています。
天明13年(1783年)の建立とされています。

建長寺総門

11月3日(水・)~5日(金)は
寺宝特別公開「宝物風入れ」として
国宝重要文化財が多数展示されます。

総門を入ると右に拝観受付、
左には朱印所があります。

朱印所

少し入った所からの総門です。

参道側からの総門

大きな山門が目の前に聳えています、
建長寺の山門は「三門」と呼ばれ
現在の三門は江戸時代の安永4年(1775年)
再建されたものです。
扁額(へんがく)「建長興国禅寺」の拓本は
11月の宝物風入の時に見ることができる
そうです。

「建長興国禅寺」の扁額(へんがく)

建長寺の山門「三門」を支える柱の先には
仏殿が見えます。

山門「三門」を支える柱

山門と仏殿の間にある木は
「かながわの名木100選」のビャクシン
(イブキ)で建長寺創建時に種をまいたと
言われ樹齢750年を越えています。

「かながわの名木100選」のビャクシン

仏殿は芝増上寺の徳川二代将軍夫人(崇源院)の
霊廟を移築したもの。

仏殿

仏殿から見た建長寺の山門「三門」

仏殿側からの山門

南東からの仏殿、鐘楼もみえます。

南東からの仏殿、鐘楼もみえます

仏殿内「御本尊地蔵菩薩坐像」禅寺で
本尊が地蔵菩薩というのは珍しいそうです。

仏殿内「御本尊地蔵菩薩坐像」

鎌倉三名鐘の一つで国宝の鐘楼。

国宝の鐘楼

建長寺塔頭「妙高院」、
鎌倉観音巡礼第27番札所。

建長寺塔頭「妙高院」

法堂(はっとう)は住職が仏に代わって
須弥壇上で説法するためのお堂。

法堂(はっとう)

文化11年(1814年)に再建。

文化11年(1814年)に再建

法堂の天井画は、鎌倉十二所に住む
日本画家「小泉淳作」の雲龍図。

法堂の天井画

実際に下から見える雲龍図は写真とは
上下が逆になります。

日本画家「小泉淳作」

大庫裡(おおくり)、住僧以下の僧侶や仏前に
供える食事を調理する場所。
入口には「天下禅林」、人材を広く天下に求め
育成する禅寺という意味。

大庫裡(おおくり)

方丈は、「龍王殿」と呼ばれています。
方丈は元々、住持が住む所でしたが現在は
法要・座禅・研修の場として活用されている
そうです。

方丈は、「龍王殿」と呼ばれています

方丈内部

方丈内部
方丈内部

背後には禅宗を象徴する庭園があります。

禅宗を象徴する庭園があります

方丈前の「唐門」(からもん)は現在改修中。

境内を周り西来庵(僧堂)の「嵩山門」まで
来るとスケッチをしている女性がいました。

スケッチをしている女性

西来庵の方向から数人の僧侶が下りてきます、
その中に茶色の袈裟を掛けた千利休のような
方がみえました。

停めてあった黒いワゴン車に乗る前にその方は
はスケッチの女性と親しく会話をされました。
その後ワゴン車に乗り込むと車は走り去り、

車を送る僧侶

後に付いてきた僧侶は手を合わせて見送り
「嵩山門」の坂を上って行きました。

「嵩山」の額が掲げられた山門

スケッチの女性に話を聞くとその方は
建長寺の管長でした。
女性は近くに住んでいる方で以前
ネパール旅行に行った際、管長と同じ
飛行機に乗り合わせた事があるそうで
顔見知りのようでした。

すごいことに女性は日本百名山をすべて
登られていてそれも定年後から始めた
そうです。
もう少し話を聞いてみたい所でしたが
スケッチの邪魔になるので失礼し建長寺を
後にしました。
巨福山建長興国禅寺

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