映画『遺体 明日への十日間』をみて2013/11/20 11:16

『遺体 明日への十日間』をみて
横浜南法人会(女性部会・青年部会共催)で募集していた
イベント「税のお話と映画鑑賞会」へ行ってきました。

一部は「税のお話」、講師の方が30分ほどお話をされました。
二部の映画鑑賞で今年2月に公開された映画
『遺体 明日への十日間』が上映されました。

2011年3月11日に発生した東日本 大震災から十日間、
岩手県釜石市の遺体安置所での出来事を安置場所と
なった体育館を中心に描かれています。

映画は主演の西田敏行さん演ずる相葉や地域の方が
集会場で卓球を楽しんでいる場面からはじまります。

ほどなく震災の時刻、映画では津波や震災時の惨状は
出てきません。市職員らが遺体安置場所となった体育館の
担当となり題名の通り十日間の出来事が映画に中で進行
していきます。

相葉が遺体安置所で犠牲となった一人一人に声をかけて
いく姿にそれまで作業としてしかみていなかった人たちも
心を動かされます。
亡くなった方に「声を掛けると人間としての尊厳を取り戻す」と、
死後硬直している遺体も筋肉をほぐし腕を身体に寄せていきます。

中々身元が分からない小さな遺体に声を掛ける場面で
会場はすすり泣く声が聞こえてきました。

中学二年の娘さんを亡くした母親は遺体のそばから離れず
連れて帰ると、もちろん避難場所には連れて帰ることはできず、
夜は体育館は閉めて職員も帰宅しますが母親の気持ちを察し
灯りをつけ徹夜で見守るシーンもありました。

火葬場も電源がなく使えないでいましたがようやく稼働する
ようになっても限りがあり進まないでいました。
秋田、青森の両県が協力してくれて中学二年の娘さんも
出棺することになりました。
一時は精神的に参っていた若い市職員(勝地 涼)がその際、
母親(西原亜希)に後ろから毛布を掛けてあげました。
雪が降るまだ寒い時期でした。

ジャーナリスト石井光太さんがありのままを綴ったルポルタージュ
『遺体 震災、津波の果てに』を実写映像化した作品、
上映時間105分、公式サイトのあらすじを見てもらえれば詳しい
内容が載っています。
※映画「遺体 明日への十日間」公式サイト

ランキングに参加しています
にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ
にほんブログ村
↑↑ボタンをプチュとお願いします
アリガト♪(*'-^)-☆パチン