鎌倉・段葛での出来事2013/04/12 04:20

鎌倉・段葛での出来事
先月29日「天園ハイク」で建長寺に下り鶴岡八幡宮に
出てきました。

鎌倉は平日ですが桜も満開で人出も多く段葛はかなり
混んでいましたが写真を撮るのに段葛に上がりました。

70代の女性が歩行器(車椅子ではなく)につかまり
立ち止まっていました。
荷物もありちょっと困っている様子にみえました。
通リ掛かりの60代ほどの二人の女性がその人に声を
掛けています。「大丈夫」と言ったようで二人の女性は
八幡宮の方へ歩いて行きました。

写真を撮っている間70代の女性は動こうとはせず
立ち止まったまま、お節介な私は声を掛けてみました、
「大丈夫ですか」、
「大丈夫です、歩く練習をしています」、
てっきり市内の方かと思っていました、段葛の道は
歩いた方なら分かると思いますが凸凹で車椅子で
移動するのは困難です。

「ここで歩くのは無理ですよ、段蔓を降りて平らな道へ
行きますか?」と聞くと女性も分かったようです。
でも一人で平らな道へ下りるのは無理、歩行器を先に
運び女性に手を貸しながら道路を横断し何とか
八幡宮に向かって右側の歩道へ移動しました。

自宅に帰るなら少し時間があるから手伝いますと言うと
女性は昨日東京から出てきて鎌倉に宿をとったそうです。
時間は午後2時半過ぎなので「宿に行きますか?」と聞くと
泊まった宿は朝食などが冷たいものばかりで今日はもう
泊まりたくないと、

自分のバッグから携帯を出し宿へ電話を掛けました、
周りもうるさく携帯を私によこしキャンセルしてと、
宿の方に用件を伝えて片付きました。

女性は平らな道なので少し歩いてみると、腰痛を患って
いるようで最初の一歩がじれったいほど足が出ません、
急かされると一層動けなくなると言っていました。
こんな状態だと日が暮れてしまい私もそこまで付き合っても
いられないので、「東京に帰るなら鎌倉駅まで一緒に
行きますよ、同じ方向ですから」と言うと女性はやはり
歩く練習をしたいようで履いているブーツを脱ぎ裸足で
歩いてみたいと、

歩行器に座らせてブーツと靴下をとりました、石の歩道の
上を裸足で歩行器を押しながら歩くなんて普通ではないので
「こんな混んでいるところでは歩く練習はできませんね」と
女性に言いました、諦めたようで脱いだ靴下とブーツを
履かせました。

どうやって宿からここまで来たのか疑問でしたが多分
宿で手配したタクシーできたのではと想像します。

女性を歩行器に座らせ押していこうとしたら身体を
進行方向へ向けるのではなく私の方へ向かい合って
押していくように言われまあどっちでもいいかと思い
動き出しました。

何か違和感があります、周りの視線も冷たいものを感じます。
段葛の中間辺りに信号があるのでそこを横断、小町通りに
いく手前にカレー料理の「キャラウエイ」があり店に
差し掛かると「ここでカレーを食べよう」と、

そう長く関わってもいられないので
「お腹は減ってないのでいいです」と「じゃ冷たいものでも」と、
店に入ろうとすると人気のある店の様で「少しお待ちください」と、
暫くして「どうぞ」と店の人が、中へ入ろうとしても中々進まず
通されたのは奥の席でしたが見かねた入口横に座っていた
カップルが「ここへどうぞ」と席を譲ってくれました。
「どうもすみません」、何で私がお礼を言わなくてはいけないの、

何とか席に着きレモンスカッシュを頂きました、
鎌倉に来た理由は多くは語りませんでしたが何か訳がある
ようです、身体が不自由で無理して出てくるのにはそれなりの
理由があってのことでしょう。宿も決めていたわけではなく
鎌倉駅に来て交番で探してもらったそうです。

飲み物を頂き店を出るのにも一苦労です、最初に書いた
ように急かされると足が動かなくなってしまうそうです。
普通の人の5倍も掛かり店を出ました。
小町通りは混んでいるので一つ前の道を駅に向かいました。

途中で小町通りに入り混雑する中をようやく鎌倉駅に着きました。
改札で駅員に東京の駅名を伝えました、今は介助して頂ける
ので歩くのが困難な方でも移動できるようです。
手配してくれる間に女性はパスモを出しいくら入っているか
みてと、駅員に確認してもらうと「ゼロ」、それを女性に伝えると
3000円を私によこしたのでチャージしてきました。
電車の手配も済んだようで別の駅員が女性の歩行器を
押してくれます。私も改札を入り女性とはそこで挨拶をして
別れますが「今度遊びに来てね」と、電話も住所も知らない
のでまた再び会うことはないと思いますが・・・

人に親切にすれば必ず自分にも返ってくると信じていますが、
お節介が過ぎた出来事でした。
※鎌倉名店 キャラウエイ

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コメント

_ hamaboy ― 2013/04/13 12:03

hideさん

決しておせっかいではないですよ。
私から見れば、すごく立派なことをされたと思います。
女性の方も、鎌倉での親切は一生思い出になるのでは
ないでしょうか。
それにしても、この女性、体が思うようにいかないのに
鎌倉まで観光に来られるとは勇気があります。
ご本人は体が自由にならないがまどろっこしいでしょうね。

_ hide ― 2013/04/13 14:21

hamaboyさん
そう言っていただけるとありがたいです。当たり前のこと
ですが困っている人がいたら手を貸そうといつも思って
います。そんな意識でみているせいかこのような場面に
遭遇することが多々あります。良いことも悪いことも必ず
自分自身に返ってくると思っています。

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